広島でM&Aの仲介の仕事をしている方と話をする機会がありました。
M&Aとは会社の売買などのことです。中小企業の場合でいうと、後継者のいない会社の社長が、事業を拡大したい会社に自分の会社を売るというのがメインとなります。中小企業の後継者不足が叫ばれていますが、今後こうしたM&Aは増えていくことが予想されています。
その方が言うには、後継者のいない社長が会社の売却を考えたときに誰に相談するか?というアンケートの一位は「誰もいない」だそうです。
家族にも相談できないという社長の孤独感を表していると思いましたが、気になったのが税理士にも相談しないということです。税理士は社長の参謀などとよく言われますが、会社を売却するという重要な局面においても相談相手にならないというのは寂しいことです。
なぜ社長は税理士に相談しないのか?税理士が遠い、どうせ反対される、相談しても意味がない・・・理由はいろいろあろうとは思います。
会社が売却されるということは顧問先が減ってしまうことになりますが、顧問先の将来にとって売却が良いと思えれば、それを支援していけるような税理士になりたいと思っています。