相続税の申告で土地の評価額を計算するために現地確認に行ってきました。
最近はGoogleマップの航空写真やストリートビューで画像が見れますし、距離や面積も計測できます。法務局で正確な地図や測量図を入手できることもあります。しかし実際に行ってみなければ分からないことも多いので、必ず現地確認はするようにしています。
そこで必要になるのがこの巻き尺。税理士が使う道具としては電卓がイメージされますが、自分にとっては身近過ぎてあまり興味がありません。むしろ技術職系の道具である巻き尺を税理士である自分が使っていることに喜びを感じてしまいます(笑)
なぜそんなことを感じるのかというと、おそらく承認欲求みたいなものではないかと。
税理士の仕事風景は基本的にお客様に見られることがありません。領収書を入力したり、申告書を作ったり、本で税法を調べたりしているところをお客様は知りません。いわゆる成果物は数字が書いてある書類でしかないので、簡単にできるのではないかと思われてしまうこともあります。
建築現場で汗を流す職人さんを見ると一生懸命働いてるなあと誰でも思うでしょう。税理士である自分も働いているところを人に見てもらいたい!そんな気持ちが巻き尺へのこだわりに現れるのかもしれませんね。