自動化されている感じ

運転免許の更新のために運転免許センターに行ってきました。まあ居心地のいい場所ではないですね。あの流れ作業のように手続きが進められていく感じ。はい次!はい次!みたいな。さながらベルトコンベアーに乗せられた荷物になった気分といったら大袈裟でしょうか。一言も発せずに更新手続きが完了する仕組みはある意味すごいのかもしれませんが。

 

大勢の人を限られた人員の中で捌かなければならない場合、接客の質や居心地の良さを求めるのは難しいでしょう。 運転免許センターでは、追加料金を払ったらコンシェルジュが付き添ってくれたり、VIP用のラウンジで休めたりすることはありません。そこでは高級車に乗っていようが大衆車に乗っていようが皆同じ扱いです。

 

税務署が行う確定申告無料相談会場でも同じような光景を見ます。税理士に頼めば時間や手間をかけずに済みますが、無料・安価を求めるとどうしても自動化の流れに組み込まれることは覚悟しなければなりません。税理士事務所も料金を下げるために自動化を進めているところは多く、当事務所も業務の効率化は課題の一つです。しかし、お金をいただくからには、お客様に自分が自動化されていると感じさせてはいけないと思っています。