人口減少時代に必要なのは売上よりも利益

今日は研修に行ってきました。テーマは「人口減少時代の成長戦略」ということで証券会社主催のものです。内容を一言でいうと「経営者の皆さん今後100年で日本の人口が1/3になるので手を打つなら今ですよ!」という話でした。成長戦略については自分で考えてねというオチでしたが、資料のデータが豊富で結構参考になりました。

 

人口減少時代が到来しているのは周知のことですが、経営者の方がそれを見込んで何か対策しているかというとしていないという状況だと思います。前年比売上増を目指し、従来通りの拡大路線をとっているところがほとんどでしょう。しかし人口減少によって全体の物が売れなくなる時代に拡大を目指せば、安売りするか差別化を図るしかないです。

 

差別化できるところは問題ないですが、そうでないところは安売りです。今まではコスト削減で乗り切れましたが、労働人口が減るので人件費削減はできません。あくまで拡大を目指すため設備を縮小できず固定費も減らせません。結果として経営が苦しくなるわけです。

 

これからの時代、拡大どころか現状維持でも相当な努力と負担が必要になるでしょう。必要なのは売上ではなく利益です。規模を縮小してでもいかに利益を確保するかを本気で考えるときが来ていると思います。ちなみに自分の場合、まずは拡大しかないので差別化するために日々勉強するしかないですね。