転勤がないという中小企業の強み

毎年この季節は税務署の人事異動の時期です。税務署は転勤が多いらしく、手元にある税務署職員名簿を数年分見比べても、3年くらいでガラリと変わっています。広島国税局採用なら中国5県で転勤の可能性があるので家族がいる場合は大変でしょうね。

 

一方、税理士事務所は小規模なところばかりなので職員が転勤を経験することはまずないと思います。税理士事務所のお客様である中小企業も転勤があるところは珍しいでしょう。転勤がないというのは、小さな組織の大きなメリットだと思っています。

 

人を雇用するとき、中小企業は大企業に給料面では太刀打ちできません。 ただ従業員も大企業並みの給料を期待していないのも事実です。コスパという言葉がありますが、従業員は給料と労働環境のバランスを重視しています。

 

転勤がない、アットホーム、融通が利く・・・中小企業で働くメリットはたくさんあります。中小企業の経営者は、無理して給料を上げるより、こうしたメリットを磨いていくことの方が大事だと思っています。