令和元年分の路線価が公表されました

国税庁のホームページに今年分の路線価図が公表されました。路線価図とは相続税や贈与税で土地の金額を算出するときの1㎡単価が記載された地図です。この単価に面積をかければ税金計算上の土地の金額が計算できる仕組みです。

 

この事務所がある場所の路線価を調べたら20万円/㎡でした。5年前が15万円/㎡だったので、5年で3割以上増加したことになります。ここ数年、広島市中心部の土地は高騰を続けており不動産バブルの再来とも言われています。地価の高騰に応じて路線価も引き上げられるので、結果として相続税の負担増につながるわけです。

 

相続税対策で土地の購入需要が増え、固定資産税対策で空き家のままにしておくことで土地の供給が減る結果、地価の上昇を招いているとしたら皮肉な感じですね。ちなみに路線価は過去6年分を見ることができます。広島県の路線価図